はばやまぼくち (はば山火口)

学名  Synurus excelsus (Serratula atriplicifolia var.excelsa) 
日本名  ハバヤマボクチ
科名(日本名)  キク科
  日本語別名  
漢名  山牛蒡(サンギュウボウ,shānniúbàng)
科名(漢名)  菊(キク,jú)科
  漢語別名  
英名  
2008/07/24 長野県霧ヶ峰

2011/08/15 長野県霧ヶ峰

2008/08/28 上信県境 湯の丸高原

2023/09/17 長野県霧ケ峰 

2006/10/26 長野県霧ヶ峰

 ヤマボクチ属 Synurus(山牛蒡 shānniúbàng 屬)については、ヤマボクチ属を見よ。
 和名のうち、ヤマボクチについては、オヤマボクチの訓を見よ。
 ハバヤマについては、
 「和名はば山火口ハはば山ニ生ズルやまぼくちノ意。はば山ハ草ヲ刈ル山上ノ地ヲ云ヒ、やまぼくちハ同属ノ一種ノ名ナリ、山地ニ生ジ其冠毛ヲ火口ニ利用スルヨリ云フ」(『牧野日本植物図鑑』)。
 「ハバ山は草刈用の山上の土地のことである」(『改訂増補 牧野新日本植物図鑑』)。
 「和名は,はば山(葉場,つまり草刈場のある山の意)にはえるヤマボクチの意という」(『日本の野生植物』, 改訂新版も同文)。
 などの説がある。
 なお、『日本国語大辞典 第二版』は「はば(岨)」を採録し、埼玉・群馬・山梨・長野・岐阜・島根などの方言で、高台・丘陵、土手・崖などの意という。(ちなみに「葉場」「はば山」などの語は採録されていない)。
 本州(福島以南)・四国・九州・朝鮮に分布。
 埼玉県では、絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
 

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